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Googleアドセンス広告の場所はどこがいい?記事上、記事中、記事下をデータで検証

グーグルアドセンスの審査に通った皆様おめでとうございます。
私も2度審査に落ちていますので、通ったときはとても嬉しかったです。
さて、次なる問題はアドセンス広告をどこに設置するかという問題ですよね。

私の場合も手探りでしたので、ここでは大きく記事上、記事中、記事下での最適な配置を考えていきたいと思います。
ちなみにそれぞれの勝手な定義は以下のとおりです。


記事上…First View(ファーストビュー)でクリックして一番はじめに目に付く場所に広告を置く。タイトルか目次のすぐ下くらいでしょうか。

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続いて記事中です。

記事中…記事の中の見出しの上に置く。

記事中の場合は記事の長さに応じて置ける広告の数が決まってくるでしょう。

置く場所に指定はないですが、やはり文章の切れ目というと見出しと見出しの間がちょうどいいと思います。

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記事下…記事が終わった後の場所に置く。

最後にまとめなどがあれば、まとめが終わったあとに。

もし回遊率を高めたい場合は関連記事の下に置くことも考えられます。

f:id:takkita411:20180809164404p:plain

 ちなみに私のブログでは300×250のレクタングルを採用しています。

事前準備

私の場合はまずそれぞれの記事上、記事中、記事下でレクタングル1、レクタングル2、レクタングル3というのを作り、それぞれ別々の広告枠を設置しました。

これにより、アドセンスの広告ユニット別のレポートでそれぞれのパフォーマンスを測定できます。

さて、私のデータをご紹介する前に一般的に言われていることを紹介します。

一般的に記事下が重宝される理由

よく記事下が一番いいという意見をウェブ上で見ます。実際純広告なんかで一番高値がつくのは記事下です。
これはユーザー側も媒体側もちょうどいいバランスだからです。
ユーザーは何かの目的を持ってブログを見ていますが、記事下にあれば記事を読み終わったあとで広告を閲覧させることができます。
特にアフィリエイトサイトのように、記事の中身と広告が完全に一致している場合はこの位置が最高といえるでしょう。
しかし、欠点として記事を最後まで読まない場合はViewability(視聴率)が低いということがあげられます。
個人的にはやはりViewability(視聴率)が低いのは致命的だといえるでしょう。
アドセンスのようにパーソナル広告(=閲覧履歴から個人に最適化されている広告)中心の場合は、いかにViewability(視聴率)を上げるかが重要だと思っています。 

Googleのおすすめは記事上

昔GoogleのAdsenseセミナーをネット上で見たときには、First View(ファーストビュー=クリックして一番初めの場所に置く)に広告を置くことがおすすめだといわれたことがあります。
これはもちろんViewability(視聴率)を高くして、広告の視認性を高めるためです。

確かに理屈はわかるのですが、個人的にはファーストビューで見た広告はすぐにスクロールしてしまうのですが、違いますかね。実際私のデータでも非常にCTR(クリック率)が低いというデータになっています。
それにこれは現在のネイティブ広告の流れに完全に逆行しているので、個人的にはあまりおすすめできません。

皆さんもテレビ見てて、いきなり7時ちょうどになったら番組じゃなくてCMが流れたら萎えますよね。 

私のおすすめは記事中

さて、結局記事下と記事上のいいとこを取ろうとすると記事中広告になってしまいます。
実際私の半年のアドセンスの運用実績もいい結果が出るのは記事中でした。
実際の半年以上の生データを掲載します。①CTRと②アクティブビュー視認可能率はアドセンスデータから、③は①と②をかけたものです。
ちなみに①のCTRとは広告がクリックされる確率、②は広告が見られる確率です。

たとえば記事中の数値を例に取ってみると、たとえばブログに1000人訪問したら、2.2(1000×0.22%)人がクリックをして、652人(1000×65.25%)が広告を見たことになります。当然広告が見られないとクリックもされませんね。

 

①CTR(クリック率) ②アクティブ ビュー視認可能率
(Viewability)  
 ③ =①×②(×10000)

記事上

0.07%

38.55%

2.69

記事中

0.22%

65.25%

14.35

記事下

0.23%

40.65%

9.34


さて、なぜ③を算出したかというと、結局収益性を見るには①と②のバランスが重要で、いわゆるeCPMでの計算を考えるときにこの考え方が必要だからです。
難しいことはさておき、つまり言いたいことは①はクリックされる確率、②はユーザーが見る確率と思ってもらって、よく見られて、よくクリックされるのが最高!というわけで③=①×②が最大化されるのが一番収益効率が高いと判断しています。

まず①から見ていきましょう。
やはり記事の下に行けばいくほど広告のクリック率が高くなります。
そりゃそうですよね。
記事を読むにつれて、ユーザーはその目的が達成されるので、広告へ目が向くからです。
しかし、思ったよりも記事中と記事下でクリック率に差がないのが驚きでした。

次に②のアクティブビュー視認可能率(Viewability)を見ていきましょう。
これも普通に考えてみると記事の下に行けばいくほど、ページから離脱する人がいると思いますので数値は下がりそうです。実際に記事中>記事下の数値になっています。
しかし、問題は記事上です。
この数値が異常に低いのはエラーか?と思ったのですが、以下のAdsenseのヘルプページが役に立ちそうです。

https://support.google.com/adsense/answer/3481946

これによるとアクティブビュー視認可能率というのは、広告の画像(クリエイティブ)をの50%以上を1秒以上見た場合に1とカウントされるようです。
つまり、ページに来た人が広告をすぐにスクロールしてしまった場合は、アクティブビュー視認可能率としてカウントされないのです。


はじめに私が言った記事上のファーストビューの広告はすぐにスクロールしてしまうというのが数値として証明された形になりそうです。

結論として①と②を掛け算して算出された③は記事中の数値が一番いいので収益性が高いのは記事中、記事下、記事上の順番となりそうです。

【番外編】サイドバーの広告は

ちなみに一時期サイドバーの広告も実験したことがあります。
結論から言えば、サイドバーは記事上と同じくらいか、記事上よりも低い結果となりました。
ですので今回ははじめから検討対象からはずしています。
ユーザーにとっては目につかないのでいいのかもしれませんが、収益性という意味ではお話になりませんでした。

 

最後に

 無駄な広告を設置するとページのロードが遅くなったりして、ユーザーが離脱するきっかけを作ってしまうことになります。

一方で、ある程度の広告枠の数を設置することによって、ちゃんと収益を確保することができますし、CTRが0.1上がるだけで収益が倍くらいになるわけです。

今後もしっかりデータに基づいた配置をこれからも模索したいです。