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映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのあらすじ・ネタバレレビュー【クズ男にリベンジ女容赦なし】

映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ

「ケダモノども、地獄に落ちろ」

そんな過激な発言がパッケージに記載されている映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ。

シリーズも何作も出ている隠れたヒット作品です。

ただ、本作は胸糞映画であります。

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映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのキャストと評価

出演: サラ・バトラー,

  ジェフ・ブランソン,

  アンドリュー・ハワード,

  ダニエル・フランゼス

  ロドニー・イーストマン
監督: スティーヴン・R・モンロー

評価:85/100点

リベンジムービーとしては完成度が高い作品

シンプルな設定に安心して見れる作品

映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのあらすじ

新作執筆のため森の奥の別荘にやって来た小説家のジェニファーは、別荘に侵入して来た地元の男ジョニーをリーダーとした4人のグループに襲われてしまう。

暴力を受けながら何度もレイプされたジェニファーは、男たちに射殺されそうになった寸前、川に身を投じる。

しかし、死体は発見されず、眠れぬ夜を過ごす4人だが、突然ジェニファーが目の前に現れて、彼女の壮絶なるリベンジがはじまる。

一人また一人彼女を痛めつけた男たちが無残な姿で殺されていく。

映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイブのネタバレレビュー

トーチャーポルノの部類に入る映画でしょう。

物語のあらすじは単純です。

レ〇プされた女性が、クズ男をとにかく痛めつけて拷問する作品です。

前半はとにかくジェニファーが痛めつけられるシーンで本当につらい時間でした。ジワジワといじめられていきながら、最後はレ〇プされて自身で川に身を投げてしまいます。

もうすでにレ〇プされた後はヨタヨタして本当にかわいそう、、、、おそらく監督もレイプシーンを大幅にカットしたのは少しでも情けがあったからでしょう。。。。

後半はとにかく「よっ!待ってました!」の拷問ラッシュです。

とにかく自分を痛めつけた男を探し出してはとにかく色々な方法で拷問します。

水酸化ナトリウムの入った水で窒息させたり、カラスに目玉をつつかせたり、チ〇チンを枝切りばさみでばっさり切り落としたり(あれは本当に痛かった、、、、、)

とにかく彼女が受けた屈辱や凌辱を反映する形であいてにそれを100倍くらいにして返す感じなのです。

その度合いがあまりにもすごすぎて、「まじか、そこまでやらんでも、、、」と思ってしまうシーンも何度もありました。

ですが、やはり前半でしっかり溜めて溜めて、後半で一気に鬱憤を晴らすこの手のシンプル映画は見ていてやみつきになってしまうのです。(実は本作視聴4回目ぐらいですね)

そういう意味では映画ソウに見られるようなゲーム性もないですし、拷問をするキチガイ変態野郎というのもいません。ムカデ人間はやはり頭がおかしい人がいましたし、ホステルなんかも頭がおかしい金持ちがいっぱいいました。

トーチャーポルノの基本は頭がおかしい連中が映画の中心にいることが多いですが、本作では(ある意味ネジが1本以上抜けているのですが)それほどぶっとんだ変態野郎という感じではないです。特にジェニファーは被害者でもあるわけですし、リベンジに向かい彼女は残忍さはありますが、見かけは可憐な女性のままです。(生気はありませんが)

この淡々と相手を拷問し殺していくあたりが、なんだか残虐なシーンをひたすら見せつける映画ソウの後半のシーズンほどの下品さがなく、しっかり起承転結をつけてるあたりお行儀のいい作品だと思います。

特にシナリオでよかったのは警官に家族がいる点でしょう。拷問にあたってはあってもなくてもいい設定にも見えますが、これがあることで、①警察官②家族持ち③今度新しく子供が生まれる という男の中では比較的まともなタイプの人間であるはずの人が実はよそ者をレ〇プするア〇ルフ〇ック野郎だということが作品にピリっといい緊張を与えてくれます。

そういう意味でリベンジムービーとしてとても完成された作品であり、多少のグロと胸糞OKであれば中々のおすすめ作品であることは間違いないでしょう。

ジェニファーの正体は?幽霊?

 

ジェニファーは見事リベンジを果たすわけですが、結局彼女は何者か?

話だけを見ると彼女が川に落ちたことで奇跡的に助かってリベンジを果たす話に見えなくはないですが、それにしても超人的なパワーと計画性、実行力です。

もちろん、作家であるジェニファーは実はそっち系の小説家で拷問する方法なんていくらでも思いつくぜ!というならなんとなく納得です。

しかしあれだけの手際のよさや正直言って気絶した男をバスタブまで運んだり、つるし上げるのは並みの力ではないように思います。

そこで私の結論。

彼女は一度死にました。それが怨霊というか悪霊となって無念となった思念が彼女を再び幽霊としてこの世に蘇らせた、というのがいいように思います。

こっちのほうが色々説明がつきますね。

リアリティを出すためにここらへんはうやむやになっていますが、そこらへんも監督の配慮でしょう。

ちなみに似た映画のサベージ・キラーは完全にインディアンの呪いで復活した女の子がリベンジを果たします。

 

映画アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴの最後に

本作は元々映画発情アニマルという作品のリメイクです。これが30年以上前の作品だなんて改めて昔の映画ってすごいなと思いました。

でも考えてみればこの手の作品はCGや特殊メイクがいらないので、アイデアと工夫があれば十分作れるんですよね。いつか原作も見たいです。

ちなみにリベンジムービーはサベージ・キラーなんかも最近続編ができているB級映画では人気の作品です。 

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