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映画ナイトウォッチメンはおバカゾンパイアもの【あらすじとネタバレ感想】

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ナイトウォッチメンの評価

75/100点

見る人を選ぶ映画ですが、B級映画好きで、オバカホラーが好きな方であればとても面白く鑑賞することができますが、それ以外の人は全く楽しめない映画です。

ちなみに私は好きです。

ナイトウォッチメンのあらすじ

真夜中のオフィスビルを警備する不真面目な3人の警備員、ケン(ケン・アーノルド)、ジゲッツ(ケヴィン・ジゲッツ)、ルカ(ダン・デルーカ)達の元に、新人警備員ジャスティン(マックス・グレイ・ウィルバー)がやって来る。

彼らは自称海軍やマフィアなど曲者ぞろいであるが、何も起こるはずのないビルの警備の仕事をナメまくっていた。

ある日ふと、ケンが監視カメラに目をやると、何やら怪しげな棺を駐車場へ搬入する宅配業者の姿を発見する。

ケン達は現場へと急行するが、配送業者が届け先が間違っていたと判明し、ワイロを受け取った上で、一晩だけ駐車場に置いておくことにする。

しかし、オフィスで働くランドール(ジェームズ・レマー)が偶然通りかかり、棺の中にある装飾品を物色しようと棺を開けてしまう。

棺の中には世界的なサーカス団の団長のピエロがおり、彼はルーマニアでの公演中に原因不明の死となっていた。

なんと彼が復活し、しかも、ピエロの格好をしたヴァンパイアとなって、オフィスに残っていた人々を次々と襲い始める。

ケン達4人と逃げ延びた女性ジャーナリストのカレン(カーラ・ルイズ)は、ヴァンパイアの群れと戦うことになり、ビルからの脱出を図る。

ナイトウォッチメンのネタバレレビュー

映画ウォッチメンというヒーローものがありますが、全く関係のない作品です。

この映画はゾンパイア系オバカホラー映画で、大前提としておバカを楽しめない人には苦痛の1時間半となります。

概要としては不真面目な警備員の4人がゾンパイア(ゾンビであるものの、バンパイアとしての能力を持っている者)から逃げながらドタバタする話です。

ゾンビ+バンパイア=ゾンパイア

ゾンビ要素としては

・死んだ者が生き返る

・噛まれたらそいつもゾンパイアになる

・直感的になり、暴力的になる(理性がなくなる)

・ほとんど死なない

バンパイア要素としては

・犬歯が異様に長くなる

・ニンニクに弱い

・十字架に弱い

・日を浴びたら死ぬ

という正直バンパイアとしての要素は弱点でしかないという意味あるか?という設定。バンパイアというとどうしてもアンダーワールドやブレード、トワイライトなど、かっこいい!戦える!というイメージがついてしまっていますが、こいつらはおそらくバンパイアの中でも低能中の低能で、おそらくゾンビの血のほうが色濃く残っているようです。

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改めて見えるバンパイアの弱点

改めてバンパイアというのは弱点ありすぎだなというのが本作の感想。

ゾンビは頭を打ち抜かないといけないという弱点だけですが、バンパイアはニンニクやら十字架やら日の光やら、とにかく弱いものが多すぎます。

それが合体したゾンパイアはゾンビとバンパイアの利点は相殺しあって、弱点だけが足し算された感じです。あらためて、異種混合は難しいですね。

おバカ映画としては自己満足系

おバカ映画としては監督がとにかく自分が好きな小ネタを入れまくるタイプの映画です。

設定で笑わせるような作品もありますが、本作はゾンパイアとの絡みというよりはそれぞれのキャラクターが隠したい過去とそれぞれの癖を持っており、彼らのやりとりが笑えます。

元殺し屋が実はパン屋だったり、黒人だったら車をショートさせて鍵なしでもエンジンかけられるとか、ゲイと間違われるとか、個人的にはルカが一番好きです。

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 特にヒロインはいらない映画です。恋愛要素もあるようなないような。

カレンもゲイだったりするわけなので、男女のつまらない関係はありませんね。

そんなくだらないブラックユーモアやウィットにとんだ会話を目指しているができていないようなお話を楽しめるのであれば本作はいいと思います。

私のようなホラーやゾンビが好きで、しかもブラックユーモア大好きであれば本作は十分おもしろいと言えると思います。

 

映画ナイトウォッチメンの最後に

個人的には好きな映画ですが、人には勧められないですね。

でもこういう映画がどんどん出てくれると嬉しいなと思う作品です。

個性的な人間を描くのは日本人は苦手なので、もはやそのやり取りだけで笑わせられる貴重なB級映画です。

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